『子どもたちを笑顔にする保育』
『子どもたちを笑顔にする保育 大切なのは視点を少し変えること~保育者同士の人間関係や子どもたちとの向き合い方 そんな悩みをセルフマネジメントで解決しよう!〜』
子どもたちを怒ってばかりいる先生、良くないことも許してしまう先生……保育園などの先生たちの中で一番話題になるのが、先生たちそれぞれの子どもたちへの関わり方です。そこにはいろいろな考え方があり、それぞれが「自分が正しい」と思っています。しかし、その関わり方から一番影響を受けるのはもちろん子どもたち。保育者は子どもの将来を思い、子どもの力を引き出していく役割を担っています。それも、乳幼児期という人格形成の基盤となる大切な時期を……。
精神疾患に苦しむ人が多い現代。その背景には幼少期の不適切な大人の関わりが隠れている場合が多くあります。だからこそ、まず保育が変わり、不適切な大人の関わりから子どもたちを守る必要があるのです。子どもたちの笑顔、それはきっとこれからの世の中を明るくする一筋の光なのではないでしょうか。
子どもたちを笑顔にする保育、意識してみませんか。
<目次>
はじめに
第一章 保育の背景にあるもの
・この本で伝えたいこと
・社会が抱える問題
・子どもたちが抱える問題
・養育者が抱える問題
・保育者が抱える問題
第二章 困った保育者のタイプ
・高圧的な保育者
・叱らない保育者
・子どもが抱える背景を考えられない保育者
・心の育ちを考えられない保育者
第三章 これからの保育の方向性
・全ては信頼関係から
・今をみる保育、一生をみる保育
・子どもの育ちに必要なもの
・アイデアマンになろう
第四章 理想の保育を実現させるためのセルフマネジメント
・今の保育を振り返る
・自分の心を整える
・上司や同僚との信頼関係を築く
・子どもたちとの信頼関係を築く
・子どもたちを笑顔にする保育
おわりに
これは、保育現場で働き始めたばかりの新米保育者さん向けの本です。
先輩や上司の保育に疑問を持っていませんか。自分がおかしいのかな?と思ってしまっていませんか。保育経験が長くても、その先生の保育が子どもたちの健やかな成長の妨げになっている、なんてことはよくあります。この本では、筆者自身が体験した保育現場での出来事から、よくいる困った保育者とその先生への対応策をお伝えします。また、社会的な背景が子どもたちにどんな影響を与えているのかを考え、子どもたち一人ひとりをどう捉え、どう成長に結び付けていけば良いのか、これからの保育のあり方を提案します。
保育という仕事を選んだあなたには、きっと子どもたちへの温かな思いがあることでしょう。子どもたちはそんなあなたを求めていますよ。保育のお仕事がツラいものではなく幸せでやりがいのある仕事となるように、これからは保育者自身のセルフマネジメントが必要です。保育者を目指したあなたの思いが今の職場でしっかりと花開くように、セルフマネジメントで少し視点を変えてみませんか。
あなたの子どもたちへの愛情、大切にしたいという思いを保育に反映させましょう!
出版スクールでは、出版を目指す仲間との素敵な出会いがあります。
テーマやジャンルは様々で、ワークショップなどで思いや考え、企画の方向性などを聞かせてもらうとすごく勉強になります。また、より良い作品となるように的確な意見もいただけます。初めての出版で「読者さんはどう思うだろう。ちゃんと伝わるのかな?」と不安に思っていましたが、仲間の意見にすごく支えられました。
講義内容もとても充実していて、一人では到底学べないようなことを惜しむことなく教えてくれます。さらに、講義ごとのワークもあり、そのワークに取り組むことで講義内容の理解が深まり、どんどん力がついていくのがわかりました。
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松田 ちかこ
松田ちかこ(まつだちかこ)
・心理カウンセラー
・保育士
・幼稚園教諭
オーストラリア生まれ。幼少期は千葉県、思春期以降は大阪府で過ごす。
生まれつきの骨の病気により、2歳から18歳までの間に複数回手術を経験。この経験から、医療・福祉に興味を持つようになる。大阪府立泉陽高等学校を卒業後、市役所職員として就職。子育て支援・住民健診などの事業、固定資産の評価・課税の事業に携わる。退職後、大阪芸術大学短期大学部で幼稚園教諭免許、放送大学で認定心理士資格を取得。学業と並行し、放課後等デイサービス、保育園、漢方クリニックで現場経験を重ねる。
2020年「相談支援室 ぐろーいんぐあっぷ!」を開業。心理カウンセラーとして本格的に活動を開始。電話カウンセリング「ボイスマルシェ」の専門カウンセラーとして登録。発達障がい・虐待などの問題に悩む保護者、発達障がいの特性を持つ当事者を支える家族・支援者・同僚などのカウンセリングを行う。SNSやブログ、勉強会を通して心理のエッセンスを加えた子育て・保育のあり方を伝えている。