『三児のパパ　在宅子育て奮闘記：コーチングが子どもの自立と親の自立を促す』―出版事例

「本音を言える相手が周りにいない」
「子育て、共働きの妻との関係、家族のことを信頼して話せる人がいない」
という、二人の三児のパパの声を聞いたのが本書を書くきっかけです。

同じような境遇にいる私（三児のパパ）になら理解してもらえる、そして私の経験を参考にしたいと言ってくれるではありませんか。それならばと、我が家の子育て、家庭の運営方針、パパとしての奮闘ぶりを、恥ずかしいところも含めて、本として書いてみることにしました。同じような境遇のパパ達を勇気づけることに少しでもなればと。

テーマは2020年からの在宅生活の子育て。自粛生活は親だけではく、子どもの成長にも影響がありました。私はコーチングを学び、「子どもの自立を応援するパパ」になると決意。怒ってばかりいたパパが変わることで、子ども、妻との関係は改善していきました。

本書には、コーチングの理論は全然書いておらず、エッセンスだけ書いています。
著者のコーチング体験記の要素もあるので、コーチングに興味をもってもらえたら嬉しいです。読んでくれた方からは「読みやすくて、面白かった」
「在宅生活の子育ての悩み共感しました。子どもへの接し方、真似してみます」とパパだけではなく、ママからも嬉しいコメントをもらっています。

◆一歩踏み出す勇気、やりきることで得られる達成感

長男が生まれた時、子育てが仕事と同等、いや仕事以上に価値がある重要なミッションになりました。「10年後に仕事と子育て・家庭の両立の本を出す」、実はそんな目標をメモ帳に書いていたのです。それから13年経ち、本を書くなんて、夢のまた夢、意識のずっと奥底に沈んでいました。「あなたなら書けるよ！」と代表の古川さんに背中をグイっと押されて、一晩考えて、やろう！と決めました。力強く押されなかったら、きっと断っていたでしょう。出版日の緊張と安堵感、やり切ったことの達成感は一生モノです。

◆切磋琢磨する仲間がいる

初めての経験で、本当に読んでくれる人がいるのか、誰も読んでくれないのではないかと不安の中、もがき苦しみます。そんな時に、ワークショップで同じ執筆仲間と話すと自分だけではない、みんな同じ気持ちなんだとわかると気持ちが楽になります。自分の中のぼんやりとした書きたいことを言葉にすると、感想やFBをもらえるのはありがたいです。レビュー会では、自分とは違う視点でビシバシ意見がもらえるので、企画が洗練されていきます。

【本を出したことで起きたビジネスの変化は？】

「コーチ視点の好影響」「本業ビジネス視点の好影響」の２つあります。

一つ目は、コーチ視点の好影響です。

本を書くことを決めた時、コーチ活動開始して3か月目。
これから、コーチとしてやっていけるのか不安でした。
本を書く中で、自分がコーチングを受けることで救われたこと、コーチングの効果をどこで感じるのか言語化することができました。コーチングの価値を自身で深く理解できたので、自信をもって「私はコーチです！」と言えるようになりました。コーチングのクライアントにも読んでもらい、さらに私のことを理解してくださったようで、契約更新が続いています。自己紹介ツールとして有用だと感じます。

二つ目は、本業ビジネス視点の好影響です。

初めて会う方への自己紹介ツールとして、インパクトが大きいです。自分が何者なのかが伝わります。コーチとして認知されると、会社内の研修実施の声をかけてもらう機会が増えました。さらに、一緒に働いている方から、仕事のことじゃないのですが、家族のことで相談してもよいですか、という声がかかることもしばしば。