『30年病弱な母に寄り添った私の体験談』―出版事例
『30年病弱な母に寄り添った私の体験談~今 身近な人のお世話をしているあなたへ~』
お母さん、もっと話がしたかったよ。
私の母は30年リウマチと共に生き、2021年9月に亡くなりました。この本は、私が小学生の頃から病弱な母に寄り添った体験と、当時感じてきたことを心の整理をしながら素直に言葉にした本です。
「両親のもとに生まれたくなかった。」「なんで私だけが…」そのように思ってきた子供のころ。家に帰りたくなく、早く実家を出たいと思って生きていました。
いま、身近な人のお世話をしている方や、介護に携わっている方。きっと心の中になかなか言葉にはできない感情があると思います。その思いを私の体験と重ね合わせてみませんか?
(Amazon著書ページより抜粋)
昨年、私のたった一人の母が亡くなりました。
母は私が幼少の頃から体が弱く、一人っ子の私は病弱な母のお世話を小さいころからしてきました。最近耳にすることが増えてきた「ヤングケアラー」。今思うと私もヤングケアラーでした。
私の母親なので、当たり前のように母のお世話をしてきましたが、私の心の中ではいろいろな気持ちを抱えていました。しかし、周りに私の気持ちを共有できる人はいなく、心の闇を抱えました。
大人になり、色々な経験をして誰かと心を共有することはとても大切なことであり、喜びも、悲しみも、辛さも、どんな感情も分かち合うことができる幸せを知りました。今現在、一人で心の悩みを抱えている方。この本が、私と読者のみなさまと心の共有の場になれるととてもうれしいと思っています。
どんなに辛くても「ヒカリ」は必ずあります。誰もがひとりで苦しまず、手をさしのべあえる場が増えていくことを望んでいます。
ご縁により、VM出版で半年間お世話になりました。
私の人生で「本の出版」というイベントは全く予定していなかった出来事です。学生の頃も作文を書くことで精一杯の私が、本を書くなんて到底考えられないことでした。
それが本を一冊書き上げ、表紙までついて立派な「本」として世の中に送り出すことができたのです。どんなカラクリがあったのでしょうか? 右も左もわからない私は、時間のある時に講義動画をみて宿題を提出し、スタッフの方と書きたいイメージを少しずつ膨らませながら本に必要な言葉の材料を集め、それをまとめていくと一冊の「本」になりました。VM出版スクールで「本を書く=むずかしい」という固定概念は外れました。
VM出版スクールのスタッフや、「本の出版」という同じ志をもつ方々とのつながりが心の支えとなり、本を出版することで自分の大きな武器を手に入れることができました。
スタッフの方々を信じて出版できたこと、大成功でした。ありがとうございました。
【本を出したことで起きた変化】
私は本の出版後に、孤独を感じ心の辛さを抱えている方のための、カウンセリングルームを立ち上げました。私自身の人生を「本を書くこと」で整理をし、自分の気づかなかった心の声に気づけることができた今、自分と同じようにひとりで辛く苦しんでいる人が、ご縁により私の本を読んで「桜花 歩」を訪ねてくれる好影響を願っています。
桜花 歩
桜花 歩