『私「母親失格」 呪縛を解いてくれたのはわが子たち』―出版事例
私はこの二十数年間の子育ての中で、自分自身に母親失格の呪縛をかけていました。その呪縛から逃れるために、必死に子育てをしてきたつもりでしたが、がんばり方を間違えていました。間違いに気づかせてくれたのは、5人のわが子たちでした。子どもたちは、母親失格の呪縛も解いてくれました。
いつも緊張し、歯を食いしばって、全身がガチガチに固まっていた日々から、体の力が適度に抜けた今に至るまでを振り返る内容になっています。この本を読んでくださった方と、さまざまな思いを分かち合うことができれば、この上ない喜びです。
(Amazonの書籍ページから一部抜粋しています)
私は5人の子どもの母親です。それだけですごいねーと言われ、子育て上手だと思われていました。しかし実際は、題名にもある通り、自分自身に母親失格の呪縛をかけ、つらい子育てをしてきました。子育ても上手ではありませんでした。
私自身うつ病を患い、子どもたちもいろいろな問題を起こす中、悩み苦しみ、そして考え教えられ。今まで、歯を食いしばっていることにさえ気づかなかった自分から、全身に力が入っていると、肩の力を抜いていいんだと、ここ最近で気づくことができました。
どうして気持ちが楽になったのか考えてみると、子どもたちが自分たちの小さい頃の話を、私に聞かせてくれるようになったからだと思います。子どもたちが小さい頃は無我夢中で忘れていたことを、子どもたちが一つ一つ思い出させてくれるたびに、自分はがんばっていたのだと、自信を取り戻すことができました。子どもが小さいうちは、私自身に余裕がなく、俯瞰してみることができませんでした。周りの目を気にして、自分で自分を追い詰めていたように思います。
今回、今までの子育てを振り返る形で本著を執筆し、上記に書いたことを再認識できたことは、私にとって有意義でした。これからの人生をどう生きるか、少しずつですがはっきりしてきたのです。漠然とした心の中のモヤモヤは、心の奥底にあった、自信のなさだったのかもしれません。子どもたちのおかげで自信を取り戻しました。そして、間違いに気づいたときは、やり直せばいいと気持ちが楽になりました。物事はややこしく考えず、シンプルに。肩の力を抜くことが当たり前になる生き方を模索中です。
VM出版スクールは、細かいカリキュラムが組まれていて、その通りに進めていけば出版できました。動画なので、自分の好きな時間に何度でも繰り返し視聴できます。独学でここまで学ぼうと思うと、6ヶ月で出版はできないのでは。出版に必要な知識はもちろん、生きていくうえで大切なことも学ぶことができました。
講義動画以外に、メンターとの1on1やワークショップ、レビュー会など、いろいろな方との情報交換ができたのも、知見が広がりました。担当コーチとの1on1では、困っていることを相談したり、頭の中でごちゃごちゃしていることを言語化したりと、執筆がスムーズに進む道を付けていただきました。1on1の後では、頭の中がスッキリし、元気が出て、やる気になりました。
ワークショップでは、受講生同士で、進捗状況や困っていることなど話します。みなさんが、真剣に相手の方のことを思ってのアドバイスをしてくださいます。自分では思いつかなかったことや、文章の書き方など、本を書くにあたり貴重な意見を得られる場です。何より、仲間がいると実感できる場であり、がんばろうと自然に思えます。
レビュー会では、自身が登壇者になり、本の設計図の段階でみなさんの意見をもらえます。ここでも、いろいろな方のいろいろな意見をいただける貴重な場です。
出版の際のフォローやアドバイスもしっかりしていて、最初から最後まで安心して取り組めました。私はVM出版スクールで学んだので、初出版という突破体験ができたのだと思います。「本を出すと人生が変わる」という意味は、出版して初めて実感できました。この感動をみなさまにも味わってほしいと思います。
=【本を出したことで、ビジネスにどんな好影響がありましたか?】=
本を書き上げたことで、現職場でのスタッフや患者様とやり取りをするときに、いろいろな視点で物事を見ることができるようになった。そのため、誤解や不必要なもめごとが事前に防げるようになった。
前坂 今日子
前坂 今日子(まえさか きょうこ)
・カウンセラー
・オンライン相談「ボイスマルシェ」専門カウンセラー
・「親の力」をまなびあう学習プログラムファシリテーター
・看護師
1970年生まれ。地元の看護学校を卒業後、いろいろな形態の職場(病院、デイサービス、訪問看護ステーションなど)で看護師として勤務する。現在も病院で勤務している現役看護師。
上は社会人から、下は中3まで、二男三女の母親。ライフワークは「子どもは大事、自分も大事」と、子育てをがんばっておられるお母さんに伝えること。お母さんの人生を大切にしてほしいとの思いを形にするべく、日々奮闘中。