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日本語を話すのは何のため?海外で子育てするすべての日本人の親御さんへ

2022年10月 発売



『日本語を話すのは何のため?海外で子育てするすべての日本人の親御さんへ』―出版事例

ベラール 聰子 著

海外で日本語環境が少ない中、子どもに日本語を続けさせることが難しい。このままでは日本語を話さなくなってしまい、将来的に日本語でコミュニケーションができなくなるのではないかと心配。日本語を続けてほしいけれど、どこまでやらせればいいのかゴールがわからない……。そんな親御さまに向けて、どうすればお子様に日本語を好きになってもらえ、モチベーションが上げられるのか、そして親子両方が満足できる日本語教育ができるのかについて書いた本です。
(Amazon著書ページから抜粋)

この本を書いた思い、読者へのメッセージ

海外で日本語環境がない場所での日本語教育は、孤独になりがちです。そして、当事者でない人からは、あたかもそれが自然にできることのように思われがちです。

住んでいる場所、環境は様々で、自分だけが取り残されて、どんどん時がたっていくような感覚に陥ることがよくあると思います。自分がやっていることがどこに向かっているのか、正しいのか正しくないのか……。かつての私もそうでした。しかし、万人に共通するうまくいくメソッドはありませんし、日本語教育に込める思い、目指すゴールも様々です。
そんな中、母親として、海外で子どもに日本語を教えてきた経験、日本語教師として外国の方に日本語を教えてきた経験から気づいた、お子さまのモチベーションを上げる方法を少しでも多くの方に伝えたい。親御さんたちが、方向性を見つけて、自信をもって、お子さまへ日本語を伝えられるよう、そしてその時間が有意義なものになるように応援したい。そのような気持ちからこの本を書きました。

お子さまへの日本語教育が楽しい時間になり、日本語というものを通した日本人の考え方、文化というバトンが次の世代に渡されていきますように。そして日本が好きな方、日本人であることを誇りに思える方が増えていきますように。



VM出版スクールで得たこと、おすすめポイント

当初は、本当に半年で出版ができるのだろうかと半信半疑でしたが、カリキュラムがとてもしっかりしていたので、それに沿って続けていけば、半年で出版することができました。
教材だけでなく、仲間とのワークショップが定期的にあることによって多くの気づきがあり、またモチベーションを保つことができました。ワークショップでは、ベテランの方、最近始められた方など、いろいろな方がおられて、それぞれの段階での疑問に答えて頂けたり、気づきを得たりすることができます。そのほかにもレビュー会や企画書を編集者の方に見ていただけるなど、目的に向かっていく上で多くのサポートが随所にあり、とてもありがたかったです。

そして、とりわけよかったのは、伴走してくださるコーチとの1オン1ミーティング(1on1)のシステムです。疑問点があるときは、メッセージでいつでも質問をすることができ、月に2回定期的に進捗状態を話し、アドバイスやこれからの進め方を教えて頂けたことで、安心して前に進むことができました。半年の間には、プライベートで予期していなかったような出来事もありましたが、その都度冷静にアドバイスをいただけたおかげで、リズムを崩さず進むことができました。とても充実したスクールですので、出版をお考えの方にぜひお勧めいたします。

【本を出したことでのビジネス変化】

本を出してからまだ日が浅いので、はっきりとした影響はまだ言えませんが、私自身が本を出して一番良かったと思うことは、今までずっと多くの人に伝えたかったことをやっと伝える術を見つけられたということです。自分の考えを系統だてて、多くの方に知っていただける素晴らしい機会を得られたことに感謝しています。

今までは、自分がやっていることや伝えたいことをまとめて一度にお話しすることがなかなかできず、断片的だとどうも伝えきれていない思うことがありましたが、これを読んで頂けば、ご理解いただけるという安心感が生まれました。また、本の感想をくださった方々からたくさんの共感の声をいただいたことも励みになっています。そのことによって、自分の方向性がよりはっきりし、自信が持てるようにもなりました。

また頂いたご感想では、「日本語教育だけでなく教育全般にも言えることだ」というお声や、「著者の日本や日本語、周りの人への感謝や愛情が感じられる」というお声をいただき、実は自分の中ではそれが裏テーマであったこともあり、伝わっていたのだととても嬉しく思いました。この本をきっかけに、ご自身の日本語教育を、自信をもって、楽しみながら行える親御さんが増えていくように、そして日本が好きな方、日本人であることに誇りが持てる方が増えるように、さらに活動を広げたいと思っています。



著者プロフィール

ベラール 聰子

ベラール聰子(べらーるさとこ)
日仏バイリンガルの子ども二人を育てた日本語教師。 海外で子どもの日本語教育に悩むお母さま向けマインド セッションを行っている。 神戸出身、フランス在住。

15歳の時、パリで3か月過ごしたことがきっかけで、フランスに 興味を持ち、フランス語の勉強をする。在日フランス 政府機関に勤務ののち、フランス人の夫と結婚。 パリ(6年)、フランクフルト(8年)、東京(3年)、 サンジェルマンアンレイ(2014年より)に暮らしながら、 バイリンガルの子供二人(2022年現在21歳の娘と19歳の息子) を育てる。パリでは在仏日系企業、フランクフルトでは 在独日系企業で英仏日のトリリンガル秘書として働く。 2012年日本語教育能力検定試験に合格し、日本語教師 となってフランス語を話す外国人に日本語の個人授業を 行っている。バイリンガルの子ども二人に日本語教育を 行った経験から、同じような悩みを持つバイリンガルの お子様を持つお母さまたちを応援したいと思うようになり、 マインドセッションを開始。国語ではなく日本語教育的 アプローチからバイリンガルのお子様への授業・アドバ イスも行っている。 オーセンティックコミュニケーション(R)プラクティ ショナー(2021年取得)。 自分を育ててくれた両親や周りの人への恩返しとして、 日本が好きな人、日本人であることに誇りを持てる人が 増えることを願っている。

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