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全盲シングルマザーの子育て奮闘記 表紙

2022年08月 発売



『全盲シングルマザーの子育て奮闘記』―出版事例

朝未 美穂 著

『全盲シングルマザーの子育て奮闘記~7割がんばる 3割自分を甘やかす~』

 全盲の著者はシングルマザー。おまけに実家の母は難病。一人でがんばる子育てはさぞ大変だと思われるでしょう? そうではないとは言わないけれど、笑いの絶えない楽しい親子がここにいます。
 明日が見えない日もありました。それなのに、どうしてボロボロにならずにいられたのか、その答えを教えます。それは、残りの3割。その3割は自分を甘やかすために使います。自分を大切にすることで、家族や子どもに対するときにも心に余裕が生まれるはずです。
 完璧である必要はない、むしろダメな自分を積極的に子どもに見せて行く子育てはどうでしょうか? 試しにその世界を覗いてみてください。できないことだらけの母に育てられた娘がしっかりして行くエピソードも盛りだくさんです。
(Amazon著書ページから抜粋)

この本を書いた思い、読者へのメッセージ

「お母さんってどうしていつも怒ってばかりいるんだろう?」
子どもの頃からのわたしの素樸な疑問です。実は、大人になってからもその疑問は消えませんでした。怒れば子どもはもっと泣いたり叫んだりするのに、そうしたらお母さんはもっと怒るに決まっているのに…。

わたしは生まれつき両目の視力がありませんでした。目から入る情報が少ない分、幼い頃から集中して考えることが多かったのかもしれません。大人になり、自分も望んで母親になってみて、「お母さんの気持ち」もわかるようになりました。その後、カウンセラーを志し、冒頭に書いた「なぜ?」の疑問が少しずつ解けてきました。

そうか、お母さんはお母さんという生き物ではない、ただの人間なんだ。心に余裕がなければついついイライラして怒ってしまうのも当たり前。でも、それは子どもには伝わりません。そして、つい怒ってしまう…そんなループが続いていたのではないかしら。

わたしはお母さんとしてとても未熟です。娘にしてあげられなかったことばかりが頭を過ぎります。そんな半人前の、しかもシングルマザーになってしまったわたしの体験談は、もしかしたら日頃がんばっているお母さんたちの「こんなにやっているのに」という心の叫びに答えるものにはならないだろうか。

全盲のお母さんが一人でどうにかやってきた子育て、それでも子どもは育ちます。その秘訣は「自分を甘やかす時間をしっかり作ること」。意外と自分を甘やかすのをおろそかにしている人は多いのではないでしょうか? 或いは、そんなことをしてはいけないと思って自分をがんばることに縛り付けていませんか?

この本を読んで、がんばりすぎなくていい、子どもと一緒にゆっくりお母さんも育てばいい、そんな方法もあるんだと、少し肩の力を抜いていただけたらとても嬉しいです。



VM出版スクールで得たこと、おすすめポイント

出版したいという夢はずっと持っていました。ですが、自費出版となると費用も高額で、何者でもないわたしにそれは難しいのではないかという諦めの気持ちがどこかにありました。今回、このようなご縁に恵まれ、VM出版スクールの皆様にしっかりサポートしていただける環境の中で、わたしは夢を叶えることができました。

スタッフの皆様にサポートしていただけたことはもちろんとてもありがたかったのですが、同じように出版を目指す仲間とワークショップを通じて意見交換をしたり、アドバイスをいただいたりできたことは、本当に大きな財産になりました。そして、自信にもなりました。カウンセラーとしての視野を広げることもできたと思います。小さな一歩が、大きな一歩の入り口になるような気がしています。

【本を出したことでビジネスに起きた変化】

障害者であること、母親であること、離婚経験があること、それらの経験を活かしてカウンセリングをしていきたいという漠然とした思いが、出版によって具体的なイメージになってきました。

障害者の相談事業へのお誘いもいただきました。今は、まだ我が家の生活を支えなければならないため、カウンセリングを本業にはできていないわたしですが、本をツールにしながら、カウンセラーとしてのわたしの需要がどこにあるのかをしっかり見極めて、独自のカウンセリングスタイルを確立していきたいと思っています。



著者プロフィール

朝未 美穂

朝未 美穂(アサミ ミホ)
傾聴心理カウンセラー/統合心理コーチ

<略歴>
1973年 兵庫県生まれ。
先天性視覚障がい(全盲)で、治療は不可能と言われる。
1986年 筑波大学附属盲学校中学部に入学。家族と離れ寮生活を始める。
1991年 レオ・バスカリア著『自分らしさを愛せますか』で読書感想文内閣総理大臣賞を受賞。書くことがライフワークとなる。
兄が脳腫瘍を発症し、父が肝臓癌で他界したことから、家族に頼らず生きることを決断。1996年 和光大学人文学部卒業後就職。同年に結婚、不妊治療の後、長女を出産。
2011年からシングルマザーとなり今に至る。
自身の家族関係の悩みをきっかけに心理カウンセラーと統合心理コーチの資格を取得。
現在はボイスマルシェ相談員として活動している。
https://www.voicemarche.jp/advisers/1058

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