『12の代表的な禁止令でひもとく、あなたの人生脚本』―出版事例
『12の代表的な禁止令でひもとく、あなたの人生脚本 ~生きづらさから自由になるための心理学』
「どうして自分ばかりうまくいかないのだろう」
「ずっと同じような失敗を繰り返している気がする」
「なぜだかわからないが、自分はきっと幸せになれないと思う」
などと、何か自分の中に問題や原因があるような気がしているものの、その理由がわからず、見つめてみたいと思っている人には、きっと思い当たるものがあるはず。子どもの頃に決断した禁止令の感覚に気づくことで、生きづらさの理由がわかり、方向性が見えてきます。(Amazon著書ページから引用)
私が自分の禁止令に気づいて、それを少しずつやわらげていけるようになったのは、グールディング夫妻が開発した再決断療法という心理療法に出会ったことからです。
20~30代は、仕事に家庭にがんばりすぎて精神的に苦しい時期を過ごしていましたが、その苦しさ自体にも気づけていなかったように思います。進学や就職もどちらかというと順調で、仕事でも評価される機会も多かったのですが、なぜか私には「自分は決して幸せになれない」という感覚が付きまとっていました。今思えば、根っこに刻まれている「自分は人より劣っている」という感覚を感じなくてすむように、周囲から認められるような存在でありつづけなければならないと自分を追い詰めていたのだと思います。
40歳前後でたまたま再決断療法に出会い、禁止令の概念を知り、自分がとくに強くもっていた禁止令が〈重要であるな〉であったことに気づきました。カウンセリングを受けていると、今の問題が子どもの頃の感覚とリンクしていることが多く、「まさかこんなに影響が続いていたとは」と本当に驚きました。何度カウンセリングを受けても同じような場面が何度も浮かび上がり、本当の意味で「自分のことは自分で認めていい」という感覚になれるまでには、ずいぶん時間がかかったような気がします。しかし、その感覚を手に入れた(「取り戻した」と言ったほうがよいかもしれません)ことで、以前に比べてびっくりするほど楽に生きられるようになったのも事実です。
自分を楽にする方法は、もちろん一つではありません。子どもの頃に受け取った禁止や否定のメッセージが、大人になった今のあなたに影響を与えているのかどうかについて、読みながら考察してみることも、その方法の一つとしていただければと思います。
あなたがもっと自由に楽に生きるためのヒントとなることを心より願っています。
6か月とスケジュールが決まっており、はじめは「本当にそんな期間で出版ができるのだろうか」と疑問でしたが、カリキュラムに沿って進んでいくうちに、実際に本が出せました。やることはたくさんあって大変ではありますが(笑)、カリキュラムと期限が決まっているので、「忙しくてそんな時間はない」と思っている方にこそおすすめかもしれません。
いろんな方からのフィードバックももらえて、客観的な視野で考えられるようになる学びもたくさんありました。親身になって一緒に考えてくれるコーチの存在も心強かったです。一人では絶対にできなかったことを、たった6か月で実現できるプログラムはすごいと思います。
■出版したことで起きたビジネス変化は?
今のところまだ具体的なものはありませんが、カウンセラーとしての派遣先などで、「実績のある安心できる専門家」と感じてもらえているようです。目に見える成果物を出せたことで、自分の自信にもつながったと思います。
真方 あゆみ
真方あゆみ(まかた・あゆみ)
こころセーフティネット協会代表
こころリラクゼーションスペースSelf-esteem主催
公認心理師・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
再決断療法・交流分析・NLP・ゲシュタルト療法などの心理療法をベースに、今も年間200人以上の話を聴いている現役カウンセラー。心にかかわる情報をわかりやすく伝えることで、自分や周囲とさらに仲良くなれる社会を目指して、こころセーフティネット協会で講座講師と代表を務めている。電話カウンセリング「ボイスマルシェ」でも専門カウンセラーとして活動。
20~30代は、仕事に家庭にがんばりすぎて精神的に苦しい時期を過ごし、なぜか「自分は決して幸せになれない」という信念をもっていた。40歳を前に再決断療法に出会い、自分が特に強くもっていた禁止令<重要であるな>に気づく。カウンセリングを受けて生きづらさから自由になるとともに、自身もカウンセラーを目指し、資格取得後に開業。公的機関でのカウンセリングも含め、経験は15年以上。