こんにちは、VM出版スクールの芳武です。この記事では、Amazon Kindleで出版しても「売れないのかな?」と考えている方に向けて、実際に著者としてAmazon Kindleで本を出した観点、そしてマーケティングの観点から、「売れる本との違い」「売れる本にするためにどうしたらいいか?」などをお伝えします。
目次
- 1 Amazon Kindle出版は「売れない」って本当?
- 2 “等身大”の著者ならではのテーマを
- 3 Amazon Kindleで出版しても本が売れない理由6つ
- 4 売れない理由1.「出版して終わり」にしている・宣伝していない
- 5 売れない理由2.表紙・タイトル・内容のクオリティが低い
- 6 売れない理由3.売れないジャンルを選んでいる
- 7 売れない理由4.表示されやすいカテゴリーやキーワードを選んでいない
- 8 売れない理由5.レビューがない
- 9 売れない理由6.一冊しか出版していない
- 10 【行動編】Amazon Kindleで出版後に売れるための行動4つ
- 11 売れるための行動1.SNS・ブログで発信、メール・LINEで個別案内
- 12 売れるための行動2.Amazonランキングをチェックする
- 13 売れるための行動3.レビューを増やす努力をする
- 14 売れるための行動4.KDPセレクトで5日間の無料キャンペーンを使ってみる
- 15 【企画編】Amazon Kindleで売れる本を出版するポイント5つ
- 16 Kindle出版 売れるポイント1.企画段階から売れやすいジャンル・テーマを選ぶ
- 17 Kindle出版 売れるポイント2.本のクオリティを上げる
- 18 Kindle出版 売れるポイント3.表紙やタイトルを選ばれるものにする
- 19 Kindle出版 売れるポイント4.売れ筋本のトレンド情報を得る
- 20 Kindle出版 売れるポイント5.1冊だけではなく複数出版する
- 21 さいごに。私たちVM出版スクールの話
Amazon Kindle出版は「売れない」って本当?
AmazonのKindleで誰でも電子書籍を出版できる時代になりました。出版したら、できるだけ多くの人に読んでもらいたいですよね。ですが一方で、Kindleで本は出せたとしても「読んでもらえない」「売れない」「買ってもらえない」という声もあるようです。Kindle出版は本当に売れないのでしょうか?
たしかに、著名な専門家の書かれた本や、有名人によって書かれた本であれば、知名度や出版社の宣伝などで認知されやすく、興味もあって読まれやすいことは確かです。しかし、「お悩み解決系」「体験や経験談」「ノウハウ系」「ハウツー系」などのテーマは、必ずしも有名なすごい人の話だけではなく、自分に似た属性や境遇の“普通の人”の具体的な話も、説得力があると思いませんか?
“等身大”の著者ならではのテーマを
SNSやインターネットが浸透して、検索すれば何でも解決する時代ですが、情報が多すぎて自分に合うものを探すには時間がかかることも。また、価値観が変化し続けて、世代によって悩みや興味、問題解決方法も変化してきています。そこで、自分の感性に合う人が書いた本、先人やメンターと思えるような人が書いた本があれば、読んでみたくなるのではないでしょうか?
みんな悩んでいるのに意外と気づかない「ニッチ」なテーマもあると思います。例えば「営業の成績アップのために1年目の新人が試みたことで、結果が出てステップアップした話」、「ダイエットに挫折していた人が、グルテンフリーダイエットにチャレンジしたら変化が起きた話」 などです。
悩んでいるのは自分だけではありません! 同じように困っている人は意外と多くいます。等身大の著者の具体事例で、読者のお悩みが解決できれば感謝されること間違いなしです。そして感動はSNSで拡散されるかもしれません。実際にこうして売れている本も多くあります。
Amazon Kindleで出版しても本が売れない理由6つ
では、Amazon Kindle出版は「売れない」といわれる理由は何があるのでしょうか? 著者として、そしてマーケティングの観点から、「売れない」理由を調べてみました。
売れない理由1.「出版して終わり」にしている・宣伝していない
よく聞くのが、「本を出して満足してしまった」「出したら売れるものだと思っていた」という話です。本を出版しても、そのことを世の中に伝えなくては購入されることはありません。有名人の商業出版の本でも、出版社などの宣伝は力を入れて行われます。少なくとも、自分の知人や友人、そしてSNSなどでの情報発信は必須です。
売れない理由2.表紙・タイトル・内容のクオリティが低い
表紙がパッと見でわかりやすいのは重要なポイントです。Kindleストアでは複数の表紙が並んで表示されますので、どんな本なのかが表紙のタイトルやデザインでイメージできる方が選んでもらいやすいのです。本の紹介や目次も「試し読み」で読者は確認できますので、わかりやすく充実した内容でクオリティを上げてください。
売れない理由3.売れないジャンルを選んでいる
例えば無名の新人が小説を書いても、実績がないのでジャンルの中では難しいかもしれません。ただ、小説のテーマ、タイトル、構成のクオリティが高く注目されて、広く宣伝されれば読まれる可能性はありますが、ハードルは高いといえます。
また、Kindle読者を考えると、年代など読者層に需要があるテーマ・ジャンルなのかも関係してきます。ライバルが少ないところを狙いすぎて、そもそもテーマやジャンルの需要が少ないところで本を出しても売れにくいですよね。
売れない理由4.表示されやすいカテゴリーやキーワードを選んでいない
出版時の設定で、著書のキーワードやカテゴリーを選べますが、この設定を誤っていたり、本の内容に合わないタイトルにしていたりすると、AIによって自動判断されて意図しないカテゴリーに振り分けられてしまうことも。注意が必要です。読者がどのような検索をした時に表示されたいかを考えて、タイトル・カテゴリー・キーワードを決めてください。
売れない理由5.レビューがない
読者が本を選ぶ時に、一番参考にするのがやはり本のレビューです。本のレビューが少ない本だと、読者にとって判断基準がわからず選びにくいもの。どうしても高レビューの本を選ぶことになります。
売れない理由6.一冊しか出版していない
最初の出版だとこれからの課題ですが、複数の本を出版していくと、新しい本を出す度に過去に出した本も購入される現象が起こります。ですから何冊も出版されることをおすすめします。
【行動編】Amazon Kindleで出版後に売れるための行動4つ
Amazon Kindleで本を出した後、売れるために著者としてやっておきたい行動4つを紹介します。
売れるための行動1.SNS・ブログで発信、メール・LINEで個別案内
身近な人や、友人、知人、仕事関係者、顧客などにメール、SNSやブログ、LINEなどでお知らせしましょう。集客や販売は、自分でやらなければ最初は読まれることはありません。出版を伝えて購入されたり、読んでもらえたりするとAmazonの「新着ランキング」も上位表示されて注目されるので一般ユーザーの目に留まり、買ってもらえるようになります。
売れるための行動2.Amazonランキングをチェックする
「新着ランキングは」出版後に約1か月間表示されるので、毎日、自分のランキングを確認してみてください。同じ時期に出版された中で、どんな本がランキング上位なのかも次回の参考になります。1か月を過ぎても、自分の本の販売ページでランキングが表示されるので、設定ジャンルでどれくらいの位置にいるのかを確認できます。ランキングを参考に、時々SNSなどで発信して読まれる努力をしてみてください。
売れるための行動3.レビューを増やす努力をする
身近な人や、友人、知人に告知して読んでもらえたら、「ぜひレビューを書いてもらえたら嬉しい」とお願いしてみましょう。読んでもらった感想を、客観的に投稿してもらうことは違反ではありません。利用者が本を選ぶために参考になるカスタマーレビューとして、本の詳細ページに投稿してもらいましょう。個人で出す本なら、レビューがあることで面識のないAmazonユーザーにも、よりわかりやすく伝わります。
売れるための行動4.KDPセレクトで5日間の無料キャンペーンを使ってみる
Amazon・KindleではKDP セレクトといって、本をより多くの読者に売り込み、販促する場合に最適なオプションが用意されており、登録すると多くの人に無料で読んでもらえるキャンペーンに参加できます。キャンペーン中は無料ランキングで上位に表示されることもあります。また、無料キャンペーンをSNSで告知すると、あなたのフォロワーさんにも読んでもらえる可能性が高くなり、より多くの人にほんの内容を伝えることができます。
【企画編】Amazon Kindleで売れる本を出版するポイント5つ
ここまでは本を出したあとにやるべき行動をお伝えしてきました。ここからは、本を出す前「企画」の段階での、売れる本にするためのポイント5つをお伝えします。
Kindle出版 売れるポイント1.企画段階から売れやすいジャンル・テーマを選ぶ
売れる本を出版するには、最初に売れる企画を練ることが大事です。ただ経験を書くだけでは読者に伝わりません。「読者が読みたいこと」、「自分が書けること」、「自分に伝えられること」が交わった所のテーマを選んでください。
たとえば、人生全般にテーマはあります。出産、子育て・恋愛関連・結婚関係・人間関係・お金関連・健康関連・自己啓発・心の不調・趣味関連・仕事関連などです。
そしてジャンルは何か? 実用本・ビジネス本・ハウツー本・お悩み解決本などです。
ここで自分の本の役割を考えてください。
多くの場合、人が興味を持って読みたいと思う時には少なくとも下記のどれかがあります。
・自分のメリットになる
・ハウツーを知りたい
・問題や悩みを解決できる
なかでも読者には「ペイン=悩み、痛み」があり、 著者がその悩み、痛みを解決することで「得られる利益=ゲイン」を著書で伝えることがポイントになります。「ゲイン」を得られると読者の満足度は上がるので、レビューを書いて著者を応援したい気持ちになりやすいです。
最初にお伝えしたように、自分の経験をもとに、起きた事実を書くことで説得力が増し、読者は自分も同じように問題や悩みを解決できるかもしれないと期待し、希望を持つことができます。誰かの人生も豊かにできるのです。
Kindle出版 売れるポイント2.本のクオリティを上げる
テーマやジャンルを適切に選べても、肝心なのは本の内容、つまりコンテンツ自体です。どのような構成にするのか、目次はどうするのか、わかりやすく読者に伝わる流れが求められます。 例えるならコース料理。コース料理を食べるときは、前菜から始まって、スープ、メイン料理、デザートと自然な流れで食卓に並べられますが、最後には「美味しいもの食べた」と満足感を感じるでしょう。本の場合も同様です。「読んで良かった」と思える読後感を持ってもらいたいですよね。当然ですが、内容の薄い本よりも、ある程度コンテンツが充実した本の方が満足してもらえます。そのためには、自分が書きたいテーマやスタイルをすでに実現している本を分析して、よいところを取り入れてみてください。(※著作権に反するようなコピーや盗用はダメですよ)
Kindle出版 売れるポイント3.表紙やタイトルを選ばれるものにする
表紙やタイトルは本を選んでもらう入り口になるものです。選んでもらえなければ伝えることもできません。誰もが手に取りたい表紙やタイトルには、次のような要素があります。「具体的に」「話題になっているワード」「過去に流行ったフレーズ」「大きめの文字」「デザイン的にも洗練された」「インパクトがある」 。
Kindle出版 売れるポイント4.売れ筋本のトレンド情報を得る
いま、世の中で読まれている本(ここでは「トレンド本」と書きます)の情報を得て、時代の空気感、読者の興味やニーズを著作の参考にしてください。トレンド本の情報収集の方法ですが、たとえば、VM出版スクールでは毎月、元マガジンハウス副編集長による『売れ筋本トレンドニュース』という誰でも参加できるオンライン・イベントを開催しています。参加無料かつオンラインなので日本全国どこからでも、売れ筋本の情報を入手できる機会なのでぜひ活用してください。売れ筋本のトレンドを知ることにより、今を知り、読者像のアンテナが広がり、コンテンツや本の企画のヒントになります。
Kindle出版 売れるポイント5.1冊だけではなく複数出版する
2冊目、3冊目を出版すると、新しい本が出るたびに過去に出した本も相乗効果で読まれる現象があります。過去の本と併せて、新作が売れることも。著者が気に入れば「まとめて読みたい」読者さんは一定数います。できれば10冊以上の出版を目指せば、安定した安定した印税も得られるのではないかと思います。
さいごに。私たちVM出版スクールの話
売れているKindle著者の方々も、何冊も出して全体的に売上をつくっています。一人で何冊も企画、構成を考えるのは大変だと感じる方は、ぜひVM出版スクールにご参加ください。
VM出版スクールでは一人で悩むことはありません。受講生同士で企画を語り合うワークショップがあります。企画の発表をして客観的にアドバイスをもらうテストマーケティングのレビュー会もあります。また、今日お伝えしてきた「売れる本にする企画」「コンテンツのクオリティを上げる」「表紙やタイトル」これらのことをすべて学ぶことができるカリキュラムが用意されています。
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VM出版スクールでお待ちしております!