芳武初美 私の出版ストーリー
VM出版スクール「私の出版体験談」Part1

私のこと 

皆様こんにちは、芳武初美と申します。私は「潜在意識療法家」としてヒプノセラピー(催眠療法)やNLPの心理療法を使ったセラピー、カウンセリング、資格取得スクールを行っています。 

ヒプノセラピーとは催眠療法のことです。詳しくは本を読んでいただければ嬉しいのですが、相談者の方に催眠誘導でリラックスしてもらい、無意識と呼ばれる潜在意識の「自分の本心」と向き合うことができるセラピーです。 

コロナ禍で対面セッションが難しくなりましたが、そのことでzoomなどのオンラインセッションにチャレンジできるようになり、世界中の方とつながることができるチャンスに恵まれたと感じています。また、セラピーは電話カウンセリングサービス『ボイスマルシェ』でも提供しています。 

実はこれらの仕事は、自分のライフワークとして空き時間で稼働しており、メインの仕事は、夫が経営する芳武印刷株式会社に勤務して、マーケティングチームでWEB担当として記事の発信や集客をしています。そしてこのマーケティングの経験を生かして、現在は、VM出版スクールのマーケティング担当として、記事の発信に携わっています。 

自分でも多様な働き方をしていると感じますが、不思議なことにこれまで人生で経験してきたことは必然かと思うくらい影響し合っていて、流れに任せて楽しみながら直感で選択をすると、自然と自分の望んでいた状況になっているように思います。 

義母も高齢ですので食事のサポートもあり時間の管理も必要ですが、これらの仕事はとても充実していて私のモチベーションになっています。 

そして2022年3月現在で、VM出版スクールで4冊の出版を経験し、通算で5冊の出版経験があります。 

マルチな働き方をして出版するのは簡単ではないと思われる人も多く、 「芳武さんだからできたんでしょ」と言われることもあります。ですが、私も最初は専業主婦から始まり、ネガティブな状況でメンタルを崩したこともあれば、失敗も多く経験しています。 

そんな私がどうして本を書こうと思ったのか、皆さんも共感していただけるお話もあると思いますのでこの記事を書くことにしました。

   

私の生い立ち、本との出会い 

私は弟が生まれるまで、6年間ほどは一人っ子のようでした。性格もおとなしく一人遊びをしていた記憶があります。幼い頃に知り合いのお姉さんから読まなくなった本を譲ってもらったり、母がよく本を買ってくれたりしていたので、目が覚めたらベッドで、夜寝る前もベッドで本を読むのが楽しみでした。 

グリム童話や、アンデルセン童話。偉人の話や、なぜなぜ理科の不思議、漫画もありました。宇宙、超能力、タイムトラベル、四次元の世界、アトランティスやムー大陸などの失われた大陸、古代文明など不思議なことにも興味がありました。本が好きでしたので将来は出版社のようなところで働きたいと思っていました。 

読んだ本の中で衝撃的であり、いまでも覚えているのは、ユダヤ人でナチス・ドイツの迫害を受けたアンネ・フランクの日記である『アンネの日記』です。いま起きているロシアのウクライナ侵攻も信じられない痛ましい現実ですが、歴史は何度繰り返すのかと悲しみと怒りが湧いてきます。 

本との出会いがなければ、私の人生はまったく違った人生になっていたかも知れません。 本は知識の世界を広げてくれて、進むべき道を教えてくれます。 時には友人であり、時には姉の様であり、メンターでもありました。 いつも傍にあり見守ってくれていたと思います。 

大人になっても本屋に行くと安心して、ことあるごとに好きな本を購入しました。

おじいちゃんのこと 

私の幼少期の経験で、おそらく人生のテーマであり、出版につながることの一つに曽祖父の存在があります。 

私は島根県の浜田市の出身です。浜田市は漁業を中心とした水産業が盛んな場所で、全国有数の港があります。私の曽祖父は、漁法の研究(魚を捕獲する方法)の改良に取り組み、浜田の漁業の発展と港の整備に尽力した人物で、子供心に曽祖父のことを「人の役に立って、立派なおじいちゃんはカッコいいな。私も将来そういう人になりたい」と感じていたのだと、1作目の出版を終えて、ひいおじいちゃんのことを思い出しました。私の憧れの存在だったのだと思います。 

自分がライフワークとして行っているヒプノセラピーが、悩んでいる誰かを助けることになり、その経験を本として出版することで多くの人の役に立つかもしれない。一人ひとりだとなかなか広がりにくい情報が、書籍を通して必要とするより多くの人に届けることができるのです。 

自分が知っていてすでに当たり前に感じていることが、誰かにとっては新鮮で悩みを解決するメッセージになるかもしれません。 

母と祖母のこと 

出版につながるもう一つのテーマに母と祖母の関係があります。 

祖母は厳しい姑で、母はいつもストレスを溜めていました。いつも私に「おばあちゃんに怒られないようにいい子でいなさい」と言い聞かせていました。 

祖母もまた戦争でパートナーである祖父を亡くし、若くして未亡人になった人です。自分のパートナーは亡くなっているのに、子供のために嫁ぎ先で子育てをする人生でした。 ストレスを溜めるどころか、自分を犠牲にして生きていたかもしれません。 今にして思えば想像もつかないことですが、この時代に生きた女性は同じような経験をされている人も多いのだろうと思います。 

この二人を見ていて、“女性は辛いことが多いものなのだ”と感じていました。もっと自由に生きればいいのにと思っていました。私は子ども心にこの二人を見ていて「嫁姑のこと、女性の生き方についていつか本に書きたい」と思っていました。 

「人の役に立つこと。ネガティブに囚われている人」 

幼少期に経験したこの二つのことは、私の出版に影響している無意識の思いだと感じています。 

普段セッションで皆さんに、「潜在意識の法則として、いつも心に思うことは実現します」とお伝えしています。「思考は現実になる」という言葉もがありますが、子供の頃に感じていた「いつか本に書いてみたい」という思いは、こうして未来に実現するのだと改めて不思議に思います。 

私はリクルート出身です。リクルートという会社は個人の意見を尊重してやりたいことをさせてくれる自由な会社で、その頃の社訓が「自ら機会を創り出し機会によって自らを変えよ」でした。この社訓が書かれたプレートが社員の机の上に置いてありました。 

夢を持ったポジティブな人が集まっていて、多くのことを学ばせてもらい、本当に楽しく仕事をしました。それまで内気な性格だと思っていましたが、リクルートは、私の幼少期から制限されていた「いい子でいなさい」というブロックを外してくれました。開放的に、自由に楽しんで良いのだと気づかせてもらったと思います。本来の好奇心旺盛で楽天的な自分が引き出されたと思っています。リクルートで働いたことも私の人生の転機だと思います。 

人生最大のピンチ 

次に私がヒプノセラピーに出会った経緯をご紹介します。 

結婚して夫の家族と同居した時、私もまた嫁姑の問題で悩んだネガティブな時期がありました。いつもネガティブな思考をしていました。 

ある時、風邪をひいて咳がひどくなかなか治らなかったので、病院でレントゲンを撮ってもらいました。かかりつけの医師は「肺は問題ないけれど、肩に気になる腫瘍が確認できるので、すぐに専門医に診断してもらってください」と慌てて私に告げました。 

私は医師の慌てぶりに、骨の癌かもしれないと思い込み、インターネットで病気のことを検索し続けました。専門医にも診てもらいましたが、痛みが出れば詳しい検査をするという診断でした。 

自分で思い込んだことですが、いつも考えていることは潜在意識に影響して身体にも不調をもたらします。過呼吸や不安障害になり体調を崩して治療をすることになりました。自分は死んでしまうかもしれないと考え、人に会うのが辛くなり、どうしてこんなことになったのかと自分を見失った時に人生のどん底を感じていました。 

しかしその体験にも意味があり必然だったのです。ネガティブ思考になっている自分を変えるために起きた出来事でした。その人生最大のピンチがなければ、私は潜在意識のことも知らずにいまだにネガティブな思考を続けていたかもしれません。本当に身体に悪影響をもたらす病になっていたかもしれません。ネガティブな思考をしていると、心と身体はつながっているからです。(そののち思考を変えたことで、気になる腫瘍は数年後に消失していました) 

その状況から抜け出すために私は冷静になり、子供の頃から心の拠り所としていた本に頼りました。 

多くの心理学の本を読み潜在意識について知ることになります。潜在意識を調べているうちにヒプノセラピーを知り、セラピーやスクールを提供されているセラピストの方のサロンが自宅の近くにあったので、実際にセラピーを受けて衝撃を受けたことが出会いです。前世療法を受けたのですが、見たこともないイメージが浮かんできて、自分の過去生にこんな出来事があったのだと興味深かったのを覚えています。 

ヒプノセラピーを受けて体調は回復していきました。自分自身も資格を取って自分の経験を必要とされる方に役立ててもらいたいと思いました。 

いま思えば嫁姑問題も、幼少期に母と祖母を見ていて、思い込んでいたことが引き寄せられたのだと感じていますが、結果的にヒプノセラピーに出会って自己実現するために起きていたのだと思います。

起きることは必然と言われますが、人生に無駄なことはありません。自分の信念があれば必ずそれを叶える方向に進んでいけます。 

Part 2「1作目の出版」に続きます


Part 3「2作目の出版」はこちら
Part 4「3作目以降 意識が変わると現実が変化する」はこちら

※画像:adam121 / PIXTA、画像は本文とは直接関係ありません

【この記事を書いた芳武初美さんについて】
芳武 初美(よしたけ はつみ)
潜在意識療法家。ヒプノセラピスト。セラピーサロン Mind ∞(マインドエイト)代表。
2015年NGHヒプノセラピスト資格、ABHトレーナー資格、アクセス・コンシャスネス(R)・バーズ・プラクティショナー資格を取得。2016年セラピーサロン Mind ∞(マインドエイト)のセラピストとしてセッションをスタート。女性専用電話カウンセリングの「ボイスマルシェ」にカウンセラーとして参加。2020年全米NLP協会プラクティショナー、タイムラインセラピー(R)協会プラクティショナー、全米NLP協会プラクティショナーコーチ資格取得。 趣味は学生時代に励んだテニスとフィットネスとヨガ。
ボイスマルシェ/芳武初美さんのヒプノセラピーを予約&レビューを見る

【芳武初美さんの出版事例】
・1冊目『星が動く 過去生からの解放 いまこそ女神の覚醒のとき』
・2冊目『壁を登ってみたら そこから見えた景色は 光り輝いていた』
・3冊目『ボクの名前はアム ちっちゃなトイ・プードルさ』

・4冊目『ゴールをイメージしてみたら あなたが光り輝いていた』

あなたも、自分の本を出しませんか?