芳武初美 私の出版ストーリー

「Part1 プロローグ 本を書こうと思ったわけ~」はこちら

皆様こんにちは、芳武初美です。Part1のプロローグに続いて、Part2は「1冊目の出版」までの私の出版体験談です。

潜在意識に出会ってしまった 

ヒプノセラピー に出会って自分でも潜在意識のことを学んでみたいと思った私は、プロのセラピストになるための養成講座を受講しました。 

人の意識は、顕在意識(自覚している意識)と潜在意識(無意識のことで自覚していない意識)があります。 顕在意識は意識全体の10%で残りの90%が潜在意識です。 

意識のほとんどを占める潜在意識は、呼吸や体温調節など自律神経をコントロールしていて、過去の記憶や感情、特に、怒り、悲しみ、恐怖、傷心、制限などネガティブな感情の記憶が多くプログラミングされています。そしてこの記憶がさまざまな問題や体の症状、障害を作り出しています。 

過去の記憶には幼少期の記憶ともっと古い時代に生きた過去生(前世)の記憶も含まれます。 

ヒプノセラピーは、この無意識と呼ばれる潜在意識にある自分の本心と向き合うことができるセラピーです。 

ヒプノセラピーでは、不安障害や恐怖症、うつ、パニック障害などの、心と身体の不調がどこからきているのか、過去の記憶に退行して問題の出来事をイメージとして見ていきます。 ネガティブな出来事を客観的に再体験して、トラウマやネガティブな思い込みを肯定的な学びに変えて手放すことで問題は改善していきます。 思い出すだけでも癒しは起きるといわれていて、退行催眠は幼少期に戻ることも、もっと古い時代の過去生、前世と呼ばれる記憶に戻ることもあります。 

前世に戻って癒しを得るこのセラピーは「前世療法」と呼ばれていて、アメリカの精神科医ブライアン・ワイス博士が自身の診療の中で得た経験から伝えられ、欧米では医療の現場でも取り入れられています。 

ヒプノセラピーは、現実なのか非現実なのか判断できない潜在意識の特性を生かして、ネガティブな記憶の導出の他に、なりたい自分のイメージをインストールして自己実現をすることができます。 

「引き寄せの法則」も、なりたい未来イメージを描いているとその現実になるといわれていますが、これも潜在意識を活用しています。

常に思い続けると潜在意識はそのことを現実だと思うので、無意識にその行動をとることになり現実もそのイメージに沿ったものになるのです。ヒプノセラピーは催眠下で潜在意識にアプローチしますので、自己実現が早い時期に叶えられます。 

私は潜在意識のことを学んで、「このことを伝えていこう。潜在意識に出会ってしまった!」と思い、セラピストとして活動することにしました。 

人生のV時回復 

私は結婚を機にリクルートを退職して、現在は家業である芳武印刷株式会社で主に会計・経理、マーケティングをしています。 

自社HPの編集・メディア発信・マーケティングオートメーションツールやWEBサイトアクセス解析ツール(Google Analyticsなど)を使ってサイト閲覧状況を分析し、見込顧客に対してメルマガ配信をしてインサイドセールスをしています。 いま注目されている、「デジタルとデータを使って業務やビジネスを変革させることで業績をあげる」DXのようなことをしています。 

平日の夕方から夜の空き時間、週末の時間を使ってセラピーサロンや『ボイスマルシェ』で個人セッションやスクールをしています。 

時間に追われる中で、なぜ私が仕事の複線化をしているのか。それは次のような理由が考えられます。 

・どんな状況でも自分の力で収入を得ることができる 

・コロナ禍でもオンラインを使ったカウンセリングは必要とされる(心のケア) 

・家業の会社での仕事は、夫とのコミュニケーション向上ために必要で会社を発展させたい思いがある 

・そして何よりも、自分は何者なのか? 自分が豊かに生きるということはどうしたらいいのかを追求したい 

そして「自分が何者なのかを追求したい」。これは自分の存在価値を社会に問いたいのかもしれません。 家庭の枠に縛られずに仕事を通して社会や人と関わり、自分のできることが人の役に立って、その人がまた誰かのために何かすると社会は豊かになると思っています。ですから忙しくても無理のない範囲でセラピストを将来に渡ってライフワークにしたいと思います。義母の介護もあって家庭も大事ですので、自分のライフステージに合わせて充実した生き方ができると思っています。 

実はこの仕事の複線化は、それぞれの仕事が相互に良い影響をし合っています。 

・サロンのために作ったHPの知識が会社のHP運用に役立った。

・『ボイスマルシェ』の勉強会で学んだGoogle AnalyticsやWEB解析の知識が会社のHP分析に役立った。

・自社HPで環境問題のブログを書くことで、社会貢献の思いが募り、自分のライフワークでも社会貢献をしたいと思うようになり、次の夢も描いています。 

・出版をしたことが会社のブログを書くことの自信になった。

・『VM出版スクール』で学んだマーケティング知識と、仕事で行なっているマーケティングの知識が影響しあって、出版も社会の状況を分析して、戦略を立てて楽しみたいと思えるようになりました。 

潜在意識を知ってセラピストとして活動するようになって、以前の体調不良の自分、いつも何かに縛られたようにネガティブ思考にさせられる自分は改善されて、新しい自分を創めたように別人になりました。 

現在では人生のV字回復をしています。 

これもネガティブな出来事があってここにたどり着くことになっていた。必然のことだったと感じています。 

イメージするとギフトがやってくる 

「女性専用の電話カウンセリング、ボイスマルシェ」 

ボイスマルシェ』との出会いも、息子とセラピストの働き方を話していた時に、息子が「例えばこのように電話のカウンセリングをしてみたら」とアドバイスしてくれたことがきっかけで参加することになったので、セラピストになるイメージをしていたら必要な情報は流れでやってくるのだと感じています。 

私はボイスマルシェでも電話でヒプノセラピーを行なっています。 

ヒプノセラピストの中では、「電話でセラピーなんてできない」そう思う人が多いと思いますが、顔が見えていなくても、相談者の息づかいや声、感じるその時の気配(直感のようなもの)でわかるものがあります。もしかすると対面より集中しているかもしれません。いまではコロナ禍でオンラインセッションも行われていますが、ヒプノセラピーの基本は対面でしたので、電話でセラピーを始めた私はチャレンジャーかもしれません。 

あとでボイスマルシェの古川代表から、「電話でヒプノセラピーをしませんか? と複数のセラピストさんにオファーしたのですが、電話ではヒプノセラピーはできないと言う方が多く、ほぼ辞退されてきました。芳武さんが初めて受けてくださったのです」とお伺いして、チャレンジしてよかったと思いました。 

そしてその古川代表から、「芳武さんは自分のやりたいこと、サービスの言語化はできていますか? 言語化すれば伝えたいことがより明確になって、進むべき方向がわかります。そのためには本を書くことをおすすめします。電子書籍の出版をしてみませんか?」と問いかけられました。 

言語化とは「頭の中で考えていることを言葉にして、相手が理解しやすい表現で伝えること」です。アドバイスを受けて、確かに自分では理解していても人に伝えるための言葉ができていないかもしれないと感じました。このアドバイスも「自分がセラピストとして学ぶべきスキルなのだ」と感じ、イメージすると必要な流れ、ギフトがやってくるのだと思いました。 

言語化できるようになれば、私のセッションを受けてくださる方に対して、よりわかりやすくヒプノセラピーの良さが伝わるかもしれないと思いました。

実は、私は出版は初めてではありません。

最初の出版は他の出版社で経験済みで、最初の1冊を書き終えた後に「出版はこんなものだ」と感じていました。「本は出した」という事実に満足していたのか、小さい頃から憧れはあったものの自分が思うように書けたかどうかわからず、本当の達成感を感じていなかったかもしれません。ですから、VM出版スクールから「出版しませんか」と案内があっても、自分には書けるものがもう無いと感じて出版には興味を持っていませんでした。

他の出版社で出した1冊目の頃は、セラピストとしての経験も今より少なかったこともありますが、企画段階から自分で練ったものではなく、担当者のアドバイスを受けて目次を作りそれに沿って書いた記憶があります。初めてのことなので本気で取り組みましたが、簡潔にするために書きたいことを随分削ぎ落として表面的なことを書いたのかもしれません。

VM出版スクールの古川代表がいう「自分のやりたいこと……サービスの言語化……進むべき方向がわかります」という言葉を聞いて、「もう一度自分のやりたいことを自分に向き合って考えたい」「自分はなぜセラピストをしているのか? 何者になりたいのかを考えてみたい」と思いました。

出版への再チャレンジ! 自分の本心への着火です!

夢を持っていなければ必要な流れに気づかないかもしれません。夢があって必要な流れに気づいても、そのギフトを受け入れなければ変化は無いのかもしれません。人生は選択の連続です。そのチャンスを選ぶかどうかは自分で決めることができます。 

私はこのチャンスに気づき、自分が「何者なのか」を知るためにも出版をして自分に向き合ってみたいという思いでVM出版スクールに参加しました。

VM出版スクールでの学びは自分と向き合う集中トレーニング 

スクールの学びは驚きの連続でした。 

講義や課題提出などすべてオンラインで進めることができ、自分が書きたい本の企画をしっかりと作り込んでいけます。 

また、オンラインのワークショップでメンバーに自分の夢を語り、自分がやりたいこと、本で伝えたいことを具体的に言葉にする時間があります。メンバーのアドバイスからいままで気づいていない自分の良さ、強みに気づくこともありました。 

他にも、レビュー会といって、自分の企画を他のスクール受講生に向けてテストマーケティング的にプレゼンテーションをしてフィードバックをもらえる時間も設けられています。 

自分のことを深く問いかけられることもあまりない経験ですし、自分自身でも考えたことがありませんでした。話しながら言葉にするとそれが言語化することであり、いままで感じていなかった自分の気持ちに気づくこともありました。そして本にするためにその言葉をブラッシュアップしていきました。 

本の出版は自分の中に眠っている宝物を探す作業だと思います。 

スクールでは「本を出版する」という同じ志を持った仲間と学んでいますので「一人ではない、他のメンバーもこの時間に学んでいるかもしれない」と常に励まされモチベーションが維持できました。考えすぎて前に進めないときもメンター制度として相談できる機会があります。オンラインで1on1セッションを受けることができますので安心して受講できます。 

スクールでの学びは自分と向き合う集中トレーニングです。このような本気の、いわば「自己啓発」トレーニングができる機会は他では無いのではと思います。 

人は生まれてから成人するまで、多くの人が両親の言葉や周りの環境の刷り込みによって自分を作り上げています。趣味や嗜好も他を知らずに選んでいるかもしれません。残念ながらそのことに気づいて、本来の自分と向き合う機会に恵まれる人は少ないのかもしれません。大人になるに従って好奇心が薄れ、易きに流れるからです。 

私が本で伝えたかったこと 

1冊目の著書について、想定読者は、「過去のトラウマや恐怖症、うつや不安障害などがあり、自己肯定感が低く、生きづらさを感じている人で、ネガティブなスパイラルに陥っているけど本当は生き生きと自己実現して人生を豊かに楽しみたい人」としました。 

ヒプノセラピーは怪しいものではなく、問題改善に役立つツールです。潜在意識のことをお伝えして心と身体の仕組みは科学的なものだとお伝えしたかったのです。 

また個人セッションやボイスマルシェで相談を受けていて、不安や自信がなくネガティブなスパイラルに陥っている人が多いと感じていました。 

現在コロナ禍で不安を抱えている方も多いので、自分自身の過去の経験から、潜在意識の使い方で現実が変わって自己実現できることを伝えたかったこともあります。 

メンタルの不調は、治療ではお薬での対症療法も大切ですが、根本的な改善にはその人の潜在意識にある思い込みや、過去の問題を癒せば解決の糸口がつかめると感じています。ヒプノセラピーでそれが可能なのです。生きづらさを感じている人に、自分が悪いわけでないこと、過去の思い込み、観念を手放すと自分らしく思い通りに生きていけること、ネガティブな出来事はチャンスであり、どんな環境でも人に影響されるのではなく、人生を豊かにできるのは自分自身だとお伝えしています。 

また占星術の星の動きも気になっていて、2020年12月22日に起きた土星と木星が重なるグレートコンジャンクションについて、社会システムの再構築のようなことが起こり、社会の変化に影響する時代の節目が来ていることをお伝えしたかったのです。 

過去にも政治や経済で大きな変革が起きていて、過去の20年ごとの歴史にも符合しています。第一次世界大戦、世界大恐慌、14世紀のパンデミックと言われるペストの蔓延と同じ星の並びになるので、新型コロナウイルスの蔓延もこの星の影響があると感じています。 

そして今回は接近が起きる場所が200年に一度変わる大変革期で、私たちはその変革期に遭遇しています。社会のシステムが変わり、目に見えないものに関する興味が増し、自由で軽やかな風の時代が訪れて女性が活躍する時代になります。 

これからは星も後押ししてくれて、女性が自由に自己実現して活躍できる時代が来ることをお伝えしたかったのです。 

Part3「やった!自分と向き合えた(2作目の出版)」に続きます

Part 1「プロローグ 本を書こうと思ったわけ」はこちら
Part 3「2作目の出版」はこちら
Part 4「3作目以降 意識が変わると現実が変化する」はこちら

※画像:adam121 / PIXTA、画像は本文とは直接関係ありません

【この記事を書いた芳武初美さんについて】
芳武 初美(よしたけ はつみ)
潜在意識療法家。ヒプノセラピスト。セラピーサロン Mind ∞(マインドエイト)代表。
2015年NGHヒプノセラピスト資格、ABHトレーナー資格、アクセス・コンシャスネス(R)・バーズ・プラクティショナー資格を取得。2016年セラピーサロン Mind ∞(マインドエイト)のセラピストとしてセッションをスタート。女性専用電話カウンセリングの「ボイスマルシェ」にカウンセラーとして参加。2020年全米NLP協会プラクティショナー、タイムラインセラピー(R)協会プラクティショナー、全米NLP協会プラクティショナーコーチ資格取得。 趣味は学生時代に励んだテニスとフィットネスとヨガ。
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【芳武初美さんの出版事例】
・1冊目『星が動く 過去生からの解放 いまこそ女神の覚醒のとき』
・2冊目『壁を登ってみたら そこから見えた景色は 光り輝いていた』
・3冊目『ボクの名前はアム ちっちゃなトイ・プードルさ』

・4冊目『ゴールをイメージしてみたら あなたが光り輝いていた』

あなたも、自分の本を出しませんか?